オリパのハズレは経費になる?税理士の見解と正しい計算方法【2026年最新】

オリパで10万円課金して、当たった1枚を5万円で売った。「差し引きで赤字だから税金はかからない」──そう思っていませんか?

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読者

オリパの課金額って全部経費になるんじゃないの?ハズレ分も含めて。

編集部 編集部

これ、税理士の間でも意見が割れている超グレーゾーンなんです。でも多数派の見解ではハズレ分は経費にならないとされています。間違えると追徴課税のリスクもあるので、しっかり理解しておきましょう!

⚠️ 免責事項

この記事は一般的な税務知識をまとめたものであり、税務アドバイスではありません。個別の判断は税理士にご相談ください。

【結論】オリパのハズレ分は経費になる?ならない?

結論から言うと、ハズレ分の課金額は原則として経費にならないというのが多数派の見解です。

項目経費になる?
売れたカードのオリパ購入費(そのガチャ1回分)◯ OK
メルカリの販売手数料・送料◯ OK
梱包材・スリーブなどの費用◯ OK
ハズレ分のオリパ課金額✕ NG
売れなかったカードのオリパ購入費✕ NG

なぜハズレ分は経費にならないのか

税務上、経費(必要経費・取得費)として認められるのは「売却したカードの取得に直接関連する費用」のみです。

税務上の考え方

オリパの1回のガチャ = 1つの「取引」

  • 当たったカードを売却 → そのガチャ1回分の費用が経費になる
  • ハズレたガチャ → 売却していないので経費の対象となる収入がない
  • 「10回回して1回当たった」場合 → 経費は1回分のみ、残り9回分はNG

これは宝くじと同じ考え方です。1万円分の宝くじを買って3,000円当たった場合、「外れた7,000円分を経費にして相殺」とはできません。

実は税理士の見解が割れている?freee・zeiri4の回答を調査

freee税理士Q&Aやzeiri4.comでは、同じ質問に対して真逆の回答が並んでいます。

見解主張内容割合
NG派ハズレ分は売却カードの取得に直接関連しないため経費不可多数派
OK派オリパの課金全体が「仕入」であり、営利目的なら全額経費にできる少数派
条件付き派「事業所得」として認められるレベルなら全額OK、「雑所得」なら個別対応一部

安全策:判断が分かれている以上、確定申告では「NG派」の考え方で計算しておくのが最も安全です。後から税務調査で否認されて追徴課税されるリスクを避けられます。

【具体例】ハズレ経費NGだとこうなる

実際の数字で見てみましょう。

Aさん(会社員)の1年間
年間のオリパ課金額50万円(100回 × 5,000円)
当たったカードの売却額35万円(5枚を売却)
売れた5回分のオリパ費用-2.5万円(5回 × 5,000円)
メルカリ手数料・送料-3.5万円
税務上の利益29万円
Aさんの感覚

-15万円

50万課金 – 35万売上 = 赤字

税務上の現実

+29万円

確定申告が必要(20万円超)

編集部 編集部

「課金総額で赤字だから大丈夫」と思い込むのが最も危険なパターンです。ハズレ95回分(47.5万円)は経費にできないので、実質29万円の利益として申告が必要になります。

オリパ関連で経費にできるもの・できないもの完全リスト

項目可否備考
売ったカードのガチャ1回分の費用OK取得費として計上
メルカリ販売手数料(10%)OK譲渡費用
送料・梱包材・スリーブOK譲渡費用
振込手数料OK譲渡費用
ハズレガチャの課金額NG売却と直接関連しない
売らずに保管しているカードの取得費NG売却していない
ポイント変換したカードのオリパ費用NG売却していない
PSA鑑定費用条件付売却目的なら譲渡費用に

オリパユーザーが取るべき3つの対策

1

ガチャごとに「何回目で何が当たったか」を記録する

どのガチャで当たったカードなのかが分からないと、経費計算ができません。スクショでOKなので当たるたびに記録しましょう。

2

売却時の証拠を全て保存する

メルカリの取引画面、売上明細、振込記録を最低5年間保存。税務調査で「経費の証拠」を求められた時に必要です。

3

利益が大きくなりそうなら税理士に相談

ハズレ経費の扱いは判断が分かれるため、年間売却額が20万円を超えそうな時点で税理士に相談するのがベストです。

よくある質問(FAQ)

Q

事業所得として申告すればハズレ分も経費にできる?

A

事業所得として認められれば、課金全額を「仕入」として経費計上できる可能性があります。ただし、事業所得と認められるには「継続的かつ反復的に行い、生計の一部を成している」ことが要件です。趣味の延長では認められにくいのが現実です。

Q

ポイント変換したハズレ分は?

A

ポイントに変換しただけでは「売却」していないため、経費として計上する収入がありません。そのポイントで再度オリパを引いて当たったカードを売却した場合は、そのガチャ分のポイント(=金額換算)が経費になります。

Q

1回のガチャで複数枚カードが来た場合は?

A

1回のガチャ費用を、そのガチャで得た全カードに按分するのが一般的です。例えば5,000円のガチャで5枚来た場合、1枚あたり1,000円が取得費。そのうち売却した枚数分だけが経費になります。

まとめ

この記事のまとめ
  • ハズレ分の課金額は原則として経費にならない(多数派の見解)
  • 経費にできるのは売れたカードのガチャ1回分+販売手数料+送料
  • 「課金総額で赤字」でも税務上は利益が出ているケースがある
  • 税理士の見解が割れているので安全側(NG側)で計算するのが無難
  • ガチャ記録・売却証拠の保存を今日から始める

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